3-3. 子育て講座リストと個別指導

これまでの話・・・目次

「両親向けの子育て」講座

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聾学校の乳幼児部での講義の中に「両親で考えてほしい事」みたいな講義があって、たくさんメモした。

・こどもが愛されていると感じるように育てる
・こどもを一人の人格者として認める
・生活の中でわかりあっていく
・子供を信頼して育てる
・親が限界を決めないで可能性を信じる
・ほめて育てる
・心と時間をかけて育てる
・生活リズムを整えて育てる
・乳幼児時代は芽が出るのに時間がかかる。比較したり焦ったりしないで育てる
・この子にとってよい一日と思えるように過ごす

他にも色々あったがこんなのもあった。
・この障害はかなり困難な障害であることを肝に銘じる

ひゃあ。その時これを見てあまり何も感じてなかったかも。。

今見て「ああ。やっぱり困難なんだなあ。。」と改めて思う。
20年振り返ると、、、まあそうなのかな。。。

それよりも私はこんなことを空想した。
「このリストが完璧、パーフェクトなよそのお母さん」

「このリストのことはあんまりできないけど本当のお母さん」
が仮に目の前に二人いるとして子供はどちらを選ぶだろうか?

子供は間違いなく後者を選ぶよなあー当然。。。

子育ては長いのだから、気を張りすぎていたら身が持たない。雛型のおかあさんになる必要なんてない。
誰が何と言おうが、ひとつひとついいと思う事を必要な時に取り入れていくしかないわけだし。

結局こういうリストは自分が必要に思う時だけ見るものであって、要は適当がいいのかな。って思う。

この中で一番簡単に実行出来て一番大切だと思うのは、
・この子にとってよい一日と思えるように過ごす。これに尽きると思う。

そして今、勝手にひとつリストに加えたい。
・不安になった時はこれまでの成長に対してよろこぶ気持ちを起こしてみる。

わが子に関して言えばこれまでの道のり、生まれてきてから生きるか死ぬか?な状態も経験したわけで、子供の未来を不安になる気持ちもその時はあったけど、
まあよくここまで成長したなあーと逆に思えば気持ちが少しホッとするし、ベストを尽くしてきたのならこれでいいんだよなあ。と感謝の気持ちもわく。

特に一日の終わりである寝る前は感謝の気持ちで一日を終わらせるのがいいようだ。。。

入園式・おばあちゃんも来てくれた

入園式・おばあちゃんも来てくれた

遊びを通してのかかわり

聾学校の乳幼児部に入学して、赤ちゃんの頃は週に2度ほど通った。

補聴器をまずチェックしてから時間になると小さな教室で個別指導があった。
先生と私と玄でお歌や遊びを通して、「コミュニケーションの取り方」みたいなものを学んでいった。
乳幼児の頃はどちらかというと親向け指導だったように思う。幼稚部からだんだんと本人向けの指導の割合が増えていく。

乳幼児部個別指導の一こま。
個別指導一こま
こういう時のやり取りは、
先生:「あーくるくるまわってるねえ。くるくる。。。」
もし子供が「うーうーうー」と真似したらしめたもので「そう。くるくるくるくる。。」と言葉にして返してやる。
もし子供が笑ったら「おもしろいねー」とか、

さらに例えばこの丸いのが下に落ちた時などは
先生:「落ちたねえ。あーあ。(表情もつけて)落ちちゃった」
など、見てわかるいわば当たり前のことに意識して言葉をつける。

わざとらしくなく、大きな声でもなく。

子供のかわりに言葉にして返してやる。こういうことの繰り返し。
そうすると段々と子供が言葉にはならなくても「あー」とか「うー」とか声を出すようになってくる。

終わるときは子供がごねても
「終わりだよー。終わり。ばいばーーい」と必ず終わらせる。でないと「終わり」が伝わらない。

個別指導2
お歌を(童謡)繰り返し繰り返し聞かせましょう。とのことで結構同じ曲を何度も一緒に聞くことになっていた。(車での移動中もテープを繰り返し繰り返し一緒に聞くように指導された)
個別指導室で同じ歌を母と一緒に聞いている時の写真。

子供の気持ちが先生や私の予測と違うことも当然ながら多々あったし、子供の成長は早いから前回と違う展開を見せることもあったけど
できるだけ子供を細かく観察しつつ子供の気持ちに出来るだけそうようにしていく必要があった。

子供と心を通わせながらのやり取りを積み重ねていく。それが子供にとってのなによりの栄養になるようだ。
「すぐ結果を求めないでくださいね。芽が出るのは思春期以降ですよ」と校長先生が何度かおっしゃっていた。

しかし、、今見るとかわいいなー。(笑)

子供って一番大変な時が一番かわいいってよく聞くけど、確かに。
うまい具合にできているなあと思う。