2-3. 子供が怖い

これまでの話は
日記ー妊娠、出産まで
2-1.検査の結果
2-2.ねえ。この子聞こえてる?

病院へのご意見

2014・撮影アジサイの芽

2014・撮影

神奈川県立こども病院の内科から耳鼻科、形成外科と紹介された。
内科があるだけでもいいのだが、赤ちゃんの発育は常にトータルで相談していきたいところが、
耳鼻科は耳鼻科の相談だけ。形成は形成だけ。で、ちょっとでも違う部分の話になると、
「それは担当外ですから~の科で聞いてください」と言われるのがどうももどかしかった。
違う科受診となるとそこで何カ月か先の予約をとってまた何時間も待って、、、の診察になるというのに。

今はすっかり立て替えられて設備も整った立派な病院になったが、昔は子供のプレイスペースの一角に小さなカーテンで仕切られた「授乳室」があってよくお世話になった。
そこで中の椅子に座って、おっぱいをあげたのだが、背もたれもない非常に簡単な丸椅子で、何十分もかかる授乳でもたれることができず、リラックスできなくて疲れてしまった。

総合受付の「患者さんのご意見」の箱があったので
「授乳室の椅子を何とかしてほしい。せめて背もたれのあるものに。あれでは疲れてしまう」というようなことを書いたら、次の診察の時はいいソファーのような椅子に変わっていた。
御意見箱にご意見してよかったなあと思った。

買い物。子供が怖い

2014・撮影アジサイ花

2014・撮影

3-4ヶ月にもなると風が吹くときに何とも言えない笑顔で笑っていたのがすごくかわいかった。
天使のようだと思った。

家の中でこもるよりも外の空気や風と戯れたくてよくA型のベビーカーに乗せて散歩した。

毎日見慣れているせいか顔に奇形があることをあまり気にしないで毎日を過ごしていて、散歩や買い物も普通の赤ちゃんと同じく楽しんだ。

買い物などで初めての人と話する時、当然のように赤ちゃんを見て話することになるのだが
「この子ねえ。ここ(鼻)こんなんなってるけどもうちょっとしたら手術する予定で~。。」
が枕詞になってしまった。
人に突っ込まれる前に言いたかった。

それでも大人は大抵悪いようなことはまず言わない。

一番怖いのは5-6歳くらいの子供だった。

ベビーカーの前に立って穴があくほど「じーーーーー」っと玄の顔を見る。
「じーーっ」と見た後なにも言わないで去っていくのがほとんどだったが、母親のそばへ駆け寄って指を指して玄の事を言っているのが見えた時が嫌だった。

私たちの話ではないが友人の話でもっと重症なお顔の奇形の子がいて、買い物の時か何かの時にやはり5-6歳の子がじーーと見た後、「おばけ」といって走って逃げたという。

初めて見る人、これまで見たこともない人を目にした時、5-6歳の子供にとっては自然な反応なのかもしれない。(おばけは行き過ぎだが)
頭ではわかるけど相手が子供だからこそ「なにこのくそガキ」と内心は思っていても何とも言えない。はけ口のやり場がない。

それ以下の子供はまずそういうこともなかったし、それ以上の年齢の子も「これは失礼にあたるのかも」と子供なりに分別するのか、少なかった。
やはり5-6歳である。さらにベビーカーの赤ちゃんの顔はその時期の子供の視野にもバッチリ入っている。

話が少し飛ぶが下の子が5歳の時に保育園で近くの公園に集団できた時に、玄がたまたま学校をやすんでたか何かでその公園に一緒に遊びに行った時の話。

その時は顔の手術をしてもう何年も経っていたのでその事ではないと思うが、耳についている補聴器と、発声や全体的の感じがその女の子にとって玄が「これまでに見たことない子」だったのだろう、その女の子がわざわざうちの下の子を呼び出して「ねえ、お兄ちゃん、なんか変じゃない??」と話しているところをたまたま見た。(しかもビデオに写ってる!)
「うーーーん!?ちらない!(知らない)」と下の子は逃げていたが。。。

その時にもなると、こちらもそういったことに慣れっこになっていて私の方から落ち着いて説明することができた。

「ふうん。そうなんだね。」
純粋な返事が返ってくる。5-6歳の子に悪意などないのだ。説明すればちゃんとわかってくれる。

当の本人も小学生ぐらいの時に別の障害のある子を見て同じような反応をしたことがあった。

ベビーカーで買い物してた時のよその子の反応も、例えば玄が二番目の子供とかで「子供とはそういうもの」という事が私自身わかっていたらまた違っていたに違いない。

「これまで周りにいなかった障害のある人を初めて見た時」というのは、その時に大人がきっちりと「世の中にはいろんな人がいる」ことと、またそういった時にどういう対応をするといいのか。を教育するいいチャンスだと思う。

余談だけど。。
20歳になった今の本人はどういうわけかこのくらいの子供によくモテる。

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