1-6. 出産後父から告げられる

出産・妊娠編これまでの話(順に)
1-1. オトコ女の妊娠と不思議な夢
1-2. 切迫流産!バタバタした妊娠生活と不思議な体験
1-3. 赤ちゃんに会うのが楽しみ♪
1-4. 大出血と微弱陣痛
1-5. いよいよ出産

出産後父から告げられる

2015・裏山にて撮影

2015・裏山にて撮影

出産したらかわいいわが子をすぐに顔の横に寝かしてもらって対面できるものだと思っていた

その感動のシーンをビデオに収めようと夫はビデオまで分娩室に持ち込んでいた。

パニックながらも「なんで会わせてくれへんのかな?」と思った。
とてもじゃないけどビデオなんて回すような雰囲気じゃなかったと後で夫が言っていた。


産後すぐわからないまま注射を打たれて1時間ほど眠ったようだ。

目が覚めたら分娩室に寝かされたままだった。
周りは片づけられていて若い看護婦さんが一人残っていた。

「あかちゃんはー?元気なん?男の子?」
頭は究極にボーーーーっとしていたが質問してみた。

「元気よ。さあ。お部屋に行きましょうね」
とストレッチャーで個室へ戻った。

個室で少しまた寝て目が覚めると父と母と夫が沈んだ顔をして座っていた。

父が改まって
「あのなあ。。。ショック受けたらあかんで。。。赤ちゃんなあ、いっぱい奇形があって詳しく調べてもらわなあかんねん」

まだ頭がボーーっとしている状況でそれを聞いた。

「え。生きてるの?今 元気なん?」

「元気は元気みたいやけど…。」

「それやったらええ。」

自分の体の事で精いっぱいで赤ちゃんの事を想像することができなくてそれしか言えなかった。生きていればいい。とその時は思った。

赤ちゃんが生まれたというのにみんな暗い顔をしていた。

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